エンジニアの中でも将来性のある職種・需要の高い分野を徹底解説

公開日:2021.09.30

エンジニアの働き方
 

これからITエンジニアを目指す場合、どの分野・どの職種を目指すべきか、悩む人も多いのではないでしょうか。将来性のある分野・職種や、現在も今後も需要の高い分野・職種を知り、将来の方向性を決めることは、これから学習を進めるうえでも重要です。本記事では、エンジニアの分野や職種の将来性について解説します。

常に求められるエンジニアとなるためのポイントについてもまとめているので、ぜひ参考にしてください。

各分野のエンジニアの需要と将来性

各分野のエンジニアの需要と将来性について、現在多くのエンジニアが活躍している分野をピックアップして解説します。

Web・モバイル分野のエンジニア

Webシステムやモバイルアプリなどを開発するエンジニアは、開発案件がたくさんあるため、需要が高いといえます。そのため、今後もIoTやクラウドサービスなど、インターネットをベースとしたサービスの需要は増えると見込まれ、将来性がある分野です。Webエンジニアの将来性については、以下の記事も参考にしてください。

ゲーム分野のエンジニア

ゲーム業界は、特にスマホゲームの成長が大きく、需要が高い分野です。求人数も多く、人手不足の状況は続いています。例えば、プログラミング技術を磨いて他のITエンジニアとして働いたり、ゲームプランナーなどゲーム業界でより上位の職種に就いたりすることで、さらに需要の高い人材として成長できる分野です。

組み込み・制御分野のエンジニア

組み込み・制御分野のエンジニアは、活躍の分野が広がっており、将来的にも需要が高まると見込まれます。開発言語は主にC言語で、「学習難易度が高い」「ハードウェア周辺の知識が求められる」など、参入障壁が高く、需要と供給のアンマッチが生じている傾向です。そのため、今後も需要が高く将来性のある分野といえるでしょう。

詳しくは、以下の関連記事をご覧ください。

ネットワーク・通信分野のエンジニア

ネットワーク・通信分野のエンジニアは、常に一定の需要があります。求人サイトでも常時募集があり、需要の高さがうかがえる分野です。この分野の特徴は、クラウドサービスや5Gなどの新しい通信規格が出るなど、常に新しい技術で業務が大きく変化していくことでしょう。

ネットワークは、今後も必要不可欠で需要が継続的に見込まれるため、将来性がある分野です。詳しくは、ネットワークエンジニアの以下の記事もご覧ください。

セキュリティ分野のエンジニア

サイバー攻撃の巧妙化や、常にインターネットを利用し続けるクラウドサービス・IoT技術の発展により、情報セキュリティ技術の重要性はますます高まっています。本分野は、今後も高い需要が見込まれ、将来性のある分野です。

詳しくは、以下の関連記事もご覧ください。

AI・機械学習分野のエンジニア

AIや機械学習の分野は、現在多くの注目を集めている分野です。機械学習エンジニアは、複雑なデータやアルゴリズムを駆使して最適な情報を導き出す高度な技術が求められます。AI技術は、さまざまな分野での応用が期待されているため、今後も需要は増加すると見込まれており、将来性のある分野です。

データサイエンス分野のエンジニア

データサイエンス分野は、従来のデータベース周辺技術だけでなく「機械学習のアルゴリズム」「BIツールの利用経験」「統計学の知識」など、高度な知識を駆使する必要があります。難易度の高い分野のため、なかなか人材が確保しにくく、今後も一定の需要はあると見込まれる分野です。

クラウド分野のエンジニア

クラウドサービスを導入する企業は増えていますが、まだまだオンプレミスのシステムを残している企業も多く見られます。今後、全システムをクラウド化したり、オンプレミスシステムとクラウドサービスを共存させた業務システムを開発したりするなどの需要があると見込まれます。

オンプレミスのシステムの知識に加えて、クラウドサービスの知識を持ち、両者の橋渡しができるエンジニアは、今後も需要が高い人材です。

需要の高いエンジニアになるためのポイント6点

将来性があり、需要も高い分野や職種を選ぶだけでは、求め続けられるエンジニアとなることはできません。自身の市場価値を高め、需要の高いエンジニアとして仕事を続けていくために必要な主なポイントは、以下の6点です。

1)移りゆくプログラミング言語のトレンドをウォッチ

IT業界の技術発展は目覚ましく、主流だと思っていた言語が一転して他の言語に置き換わることも少なくありません。特に、海外で流行しているプログラミング言語は、「タイムラグがあって日本でもトレンドになる」というパターンが多く見られます。

需要の高いエンジニアでいるためには、将来性のありそうな新しいプログラミング言語も積極的に学ぶ姿勢が必要です。積極的に海外の情報をチェックして、プログラミング言語や最新技術動向についてのリサーチを継続していきましょう。

2)求人サイトを利用して職種や言語の需要をウォッチ

さまざまな求人サイトの募集案件を見ていると、「需要の高い職種や開発言語は何か」を具体的に確認できます。また、各職種の年収も確認できるため、職種を選ぶ際に自分が求めている年収を目指す目安となるでしょう。

自分の目指したい職種・学びたい言語がある場合は、求人サイトの案件情報を見て、目指している職種の需要について定期的に確認することが大切です。

3)需要の高いプログラミング言語の習得

需要の高い言語は、そのまま開発案件の多さにもつながるため、開発経験が積みやすくなります。インターネット上の調査情報などを活用し、現在需要が高いプログラミング言語を調査したうえで、学習するプログラミング言語の優先度合いを決めましょう。

現状で需要の高い言語はJava、PHP、Pythonなどです。特に、IT業界未経験の場合は、現在需要の高いプログラミング言語から学びましょう。開発案件に採用されるように努力しながら、業務経験を積んでいくことが重要です。

4)将来性のあるプログラミング言語の習得

現在は需要が少なくても、将来的に需要が増加することが予想されるプログラミング言語も忘れずチェックし続けましょう。例えば、海外で少しずつ利用者が増えている「GO」「Typescript」などのプログラミング言語は、日本での需要はまだ多いとは言えません。

ただし、今後日本でも需要が増える可能性もあるため、これから学習するべきかどうか検討したい言語です。

5)変化を恐れず学び続ける

IT業界は、大きな技術革新が起こり、これまで学んできた内容を一新しなければならないケースもあります。例えば、古くは以下のような技術革新がありました。

  • メインフレームなどの大型コンピューター→サーバー・クライアントシステムやWebシステムへのオープン化
  • オンプレミス→クラウド化

そのため、多くのITエンジニアは学び直しを迫られました。今後も、どの分野で大きな変化が起こるかは未知数です。しかし、変化を恐れずトレンドを追って学び続ける姿勢を忘れなければ、企業に求め続けられるエンジニアになれるでしょう。

6)学ぶだけでなく実践経験を積む

将来性のあるプログラミング言語や最新技術は、学ぶだけで終わりではありません。新しい開発案件を選ぶ際に、新技術を使えそうな案件を選んで実践経験を積みましょう。業務経験を積むことで職務経歴書にも記載することができます。自身のステップアップへとつなげていきましょう。

将来性あるエンジニアになるためには学習と実践の両方が必要

求め続けられるエンジニアになるには、最新技術の動向を追いかけて常に勉強し続ける姿勢が必要です。また、学習するだけではなく、積極的に開発案件に応募するなどの行動を続け、実践経験を積んで自身でキャリアップすることも大切です。

AKKODiSでは、キャリアビジョンの実現に向けてキャリアアップのサポートを行っています。その一環として提供しているのがAKKODiS(派遣・紹介予定派遣)のキャリアアップサポート「AKKODiS Academy別ウィンドウで開く」。プログラミング言語の学習だけでなく、先端技術系の講座もたくさん用意していますので、ぜひ積極的にご活用ください。

ITエンジニアに関する求人も数多く掲載しています。将来性のある分野でITエンジニアとして働きたい方は、ぜひ案件の情報を確認して、どの分野・職種を目指すかを検討する材料としてください。

(2021年9月現在)

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