塚越夕生さん
無期雇用派遣への転換が実現した、キャリアアップと安定収入
公開日：2019/09/27
エンジニアの働き方
2023年4月1日に、AKKODiSコンサルティング株式会社となりました。本記事は、Modis株式会社当時のインタビューです。
塚越夕生さんは、派遣先の大手通信会社でヘルプデスクとしてお仕事をしています。この職場への就業は8年目と長期にわたります。もともとはModisの有期雇用派遣でスタートし、2018年1月からは無期雇用派遣へと転換、今後の活躍がますます期待されています。
Modisでは、法令による経過年数を待たずに無期雇用への転換が可能な独自ルールを定め、派遣社員の方々の幅広い働き方を応援しています。今回ご紹介する塚越さんも、この制度を活用して有期雇用派遣から無期雇用派遣へと転換し、ご自身のキャリアアップを実現しました。
派遣先の大手通信会社で担当しているヘルプデスクのお仕事内容、無期雇用派遣へ転換を遂げた経緯、無期雇用派遣のメリットについて、詳しいお話を伺いました。
Profile
Modisの有期雇用派遣に登録し、2012年から大手通信会社のヘルプデスクとして就業を開始。3年間、契約更新をしながらも、正社員への転職を検討した時期もあったそう。4年目からは、就業先は変わらないまま、Modisの特定派遣社員へと雇用形態を変更。数回の契約更新を経て、2018年1月より無期雇用派遣へと転換。現在、引き続き同じ就業先でヘルプデスク職に就くとともに、同じ就業先へ派遣されている他のModis派遣社員をまとめるチームリーダーのポジションへとステップアップ。
大手通信会社のヘルプデスクとして、現場に欠かせない存在に
塚越さんは、現在どのようなお仕事を担当されていますか？
大手通信会社が提供するネットワークサービスのヘルプデスクとして、ネットワークソリューション関連の部署に所属しています。就業先で、今、担当しているクライアント様は、ネットワークサービスのユーザー企業1社です。
具体的には、どのような業務でしょうか？
ユーザー企業のお客様からのお問い合わせを電話で伺って、問題の解決にあたるお仕事です。
サービスの設定案内をはじめ、障害発生時の受付から障害対応の切り分け、回線対応チームへの作業員手配、お客様への対応報告までを行っています。サービス利用にあたってのパソコンのセットアップ方法の説明も含みますから、ほぼすべての問い合わせに対応しているかたちです。
お問い合わせの中でも多いのは、証明書のインストール方法など、ネットワークのクライアント設定に関する内容です。ネットワークの障害に関する対応では、改善・復旧のために社内担当チームへの橋渡し役になって、お客様への状況説明や報告もします。
ヘルプデスクのメイン業務のほかに、設定用資料や報告書などの書類作成、同じ業務を担当する別の派遣社員の方へお仕事をレクチャーすることもあります。
現在の就業先で働く前は、どのようなお仕事を経験されてきましたか？
以前はコールセンターでテクニカルサポートを行っていました。今のお仕事に近い内容ですが、コールセンターでは、お客様からのお申し込み、解約方法の案内などのインフォメーション業務も兼務していました。
現在のお仕事を選んだ理由はどのようなものですか？
これまでの業務経験をそのまま生かせる仕事を続けたいと思っていましたので、ヘルプデスク・テクニカルサポート系のお仕事を選びました。
同じ就業先で長年、働いていらっしゃると聞きました。現場に欠かせない存在ですね。
同じ就業先でお仕事をして8年目になります。ただ雇用形態は違っていて、初めは有期雇用派遣、その後、Modisの特定派遣社員、去年の1月から無期雇用派遣になりました。
同じ業務をする同僚の方も派遣社員ですが、新しい方が就業された時には、具体的な業務手順の説明をして仕事に早く慣れていただくため、困った時にはサポートをしています。
テクニカルサポート職に必要なスキルはどのようなものだと思いますか？
そうですね。お問い合わせをいただいた相手方のIT知識に合わせて分かりやすく説明をする、こちらの対応状況を正確にお伝えして、ご納得いただけるように丁寧に説明を行う。そうしたコミュニケーション能力でしょうか。
業務に支障が出て一刻も早い対応や説明を求められていたり、障害によってはユーザー企業のお客様にご迷惑をおかけしたりすることもありますから、より早いトラブル解決のため、臨機応変に思考を働かせる力も必要です。
無期雇用派遣への転換のメリットは、やっぱり安定して働けること
無期雇用派遣へ転換を希望した理由は何ですか？
私の場合、きっかけは自分から転換を希望したというよりは、Modisの担当者さんから提案のお話をいただいた形でした。
当時は、1年更新のModisの特定派遣社員だったのですが、その契約終了前のタイミングで「次の契約は無期雇用派遣へ転換して職務を継続するのはいかがでしょうか？」という提案でした。給与面でもより良い条件になって、同じ就業先で働けるということもあったので、無期雇用契約に合意しました。有給休暇に関しても派遣が開始された時点からの勤続年数がそのまま引き継がれました。
当時、ルールが大きく変わる改正労働者派遣法（改正派遣法）が施行されるタイミングでしたが、どの程度ご存じでしたか？
同一事業所に対して派遣できる期間が3年であることや、5年以上、有期雇用派遣で働いていれば無期雇用派遣への転換が可能であるという内容は、Modisの担当者さんから事前にお話を伺っていました。
自分のこれからの働き方について、正社員への転職も含めて悩んでいた時期でもありました。
無期雇用派遣への転換にあたって、Modisのサポート体制はどのようなものでしたか？
転換の時は、とにかくModisの担当者さんのサポートが万全でした。派遣先への強い推薦をしていただき、「塚越さんをぜひ無期雇用派遣に！」という熱い思いで動いていただいているのが伝わってきましたから（笑）。
改正法が施行される時期ということもあり、手続きひとつとっても慌ただしさはあっただろうなと感じました。ただ、社内の労務整備も着実に進んでいたようで、私は不安に感じた点はなかったです。
無期雇用派遣へ転換してみて、メリット・魅力はどんな点だと思っていますか？
私の場合は、ずっと同じ就業先で働いていますが、それでもやっぱり有期雇用契約だと、3カ月の短期の契約更新だったり、いつ更新がなくなったりしてもおかしくないという不安がつきまといます。更新がなくなれば、次の仕事を探さなければなりませんし……。
その点、無期雇用派遣であれば、そんな契約更新についての心配がなくなり、働くことに集中できるのが大きな魅力だと思います。
兄弟猫とゲームに癒やされ、ワークライフバランスにも大満足
無期雇用派遣へ転換して、仕事やプライベートで変わったと感じることはありますか？
うーん。変わったこと……ですか？そうですね……良い意味で、転換前と変わったという感じはありません！
今までと同じ派遣先でそのまま就業していますし、転換してから業務量が増えたというようなこともありませんでした。業務内容もよく分かっている自分の希望する職場で、働きやすさも変わりありませんでした。
お仕事とプライベートのバランスには満足していますか？
勤務時間は社員としてしっかりと管理されていますし、安心して働くことができます。就業先でも残業がほぼないので、プライベートの時間もしっかりとれて、ワークライフバランスについても満足しています。
私の所属先の「Modis事業本部」には異動がなくて、長くひとつの場所で安定して働けるのは良いですね。給与の面でも、転換前と同じ業務で働きながらも、年収が増えるように調整してもらえたのはとてもうれしかったです。
お仕事以外、プライベートではどんな生活をしていますか？
私は1人暮らしですが、雑種の兄弟猫を2匹飼っているんです。その猫たちが私の日常生活の中心になっています。仕事から帰ると、すぐにご飯をせがまれる毎日です（笑）。
猫ちゃんに癒やされる生活なんですね！？せっかくなので年齢と名前を教えてください！
兄弟なので2匹とも4歳になります。名前はよく変わってると言われるんですが（笑）、茶トラ白の子が武平治（ぶへいじ）、キジ白の子が源吾郎（げんごろう）です。
私は休日はあまり外出したくないほうなので、特別な予定がない限りは猫たちと楽しく過ごしています。
プライベートでハマっていることや「幸せを感じる瞬間」はありますか？
猫と過ごす時間はもちろんですが、そのほかだとゲームが好きで「ゆるふわ雑食系ゲーマー」を自称しています！猫を小脇にかかえながら家庭用ゲーム機で友人とオンラインゲームをしている時がすごく幸せです（笑）。
あと、おいしいものに目がないので、おいしいものを食べている時間も幸せを感じます。
飛び込んでみたら、きっと新しいキャリアプランや強みが生まれる
今後、どのようなスキルを磨いていきたいですか？
これまでは現場で仕事のやり方を覚えていく叩き上げのようなスキルを積んできたので、特に資格を取得してきませんでした。
できれば今後は、ネットワークエンジニアとしてのスキルを磨けるような、CiscoのCCNAやCCNPといった汎用性のある資格取得をしてみたいと思っています。ネットワークスキルと相性が良いと言われているPythonのプログラミングも、チャンスがあれば勉強してみたいです。
5年後、10年後のキャリアプランをどのように考えていますか？
Modisから同じ派遣先へ派遣されている派遣社員の方々をまとめるチームリーダーのポジションに就くお話について、Modisから提案を受けました。
資格取得やスキルアップとは別に、チームマネジメントの経験もできるなら、ぜひチャレンジしていきたいと考えています。その経験を通して、もしマネジメントの適性が私にあれば、マネジメントや管理系の職務への展望もみえてくると思います。プログラミングなど技術的なスキルアップの探究心が強くなったら、バリバリ現場で働くようなエンジニアの方向を目指すかもしれません。
無期雇用派遣への転換前は考えられなかったキャリアプランがもしあれば教えてください。
マネジメント業務をキャリアの選択肢として入れられるようになったのは、有期雇用派遣の時には考えられなかったことです。自分にマネジメントの適性があるかどうかはまだ分かりませんが、実際に経験を得られるチャンスがあるというのは、とても大きいと思います。
最後に、無期雇用派遣に転換するべきか迷っている方にメッセージをお願いします。
ひとつの職場で長く働きたいという思いは誰にでもあるとは思いますが、無期雇用派遣への転換を検討されている方は、とにかくModisの担当者さんへ、自分の気持ちや希望を素直に話してみることをおすすめします。
Modisの担当者さんは本当によく話を聞いてくれますし、ベストな方向を一生懸命に考えて動いてもらえると思います。無期雇用派遣への転換にあたってのサポート体制も整備されていますし、転換が実現すれば、今後のキャリアプランの幅が広がるのが強みです。チャンスがあればぜひ飛び込んでみてください。
AKKODiSは、安定した無期雇用派遣への転換を応援！
AKKODiSでは、2018年6月から、「転換型」の無期雇用派遣サービス「ハケン2.5」をスタートしました。「AKKODiSのみならず、どの派遣会社で就業されている方であっても、現在の職場で2.5年以上継続して、派遣就業されている方」は、AKKODiSの無期雇用派遣社員に応募することができます。
より自分らしい働き方やスキルアップの実現へ！AKKODiSでは、あなたの無期雇用派遣への転換を、充実のサポート体制で応援します。
（2019年9月現在）
